今日は「肺の日」あなたの肺は潤ってる？

8月１日は、はちといちで「肺の日」

日本呼吸器学会とNPO法人日本呼吸器障害者情報センターが制定した、肺の健康について考える日です。

今日は少し肺について考えてみましょう

漢方的には秋に肺が弱りますので、今の時期、肺のことを見直しておくのはとても大切なのです

🔶肺の特徴

肺は皮膚、大腸、鼻と深い関係があり、特にうるおいを好みます。乾燥が大嫌いです

🔶肺とそのほかの臓器との関係

では、肺を元気にするには水をたくさん飲んでおけばいいの？と考えてしまいますが、そういうわけではなく、胃から取り入れた栄養を吸収して潤いを作るので、まずは胃を弱らせないこと。肺のお母さんは「胃」と考えるといいですね。お母さんが元気だと子供も元気！

また、乾燥した空気を吸うのも肺にとっては良くありません。

今、あなたの口は開いてますか？きちんと閉まっていましたか？

口呼吸になると乾燥した空気を肺に送ることになるため、肺に負担がかかります。ところが、鼻から息を吸うと鼻腔で一瞬にして加温・加湿するので、肺にとってはちょうどいい空気が入って負担にならないのです

🔶肺が弱ると

つまり、暑い夏、冷たいものを摂り過ぎて胃の働きを弱らせ、食欲不振になってしまうと栄養がいきわたらず、肺は乾燥気味になってしまいます。そして、口呼吸で過ごすとエアコンで冷えた冷たい空気が肺に入ることになってしまいます。すると秋になって肺に関係の呼吸器、鼻、皮膚のトラブルが起きやすくなります

呼吸器の弱り→ぜんそく、咳

鼻→アレルギー性鼻炎、ちくのう

皮膚→アトピー性皮膚炎などの皮膚病

そういえば、秋になると悪化しているかもと心当たりがある方は、この夏の間、特に肺、胃を弱らせないよう気をつけておきましょう

🔶潤い不足のサイン

肺が渇くと

・肌がカサカサする

・便が硬くなる

・渇いた咳が出る

・声がかれる

🔶養生法

・ゆっくりした深い呼吸を心がける

・鼻から息を吸う

🔶肺にいい食材

・白きくらげ、はちみつ、大根、豆腐、山芋など白いもの

肺を整えて、楽しい毎日を送りましょう

肺は私達が生きるために必要な酸素を取り込むためにとても大切な臓器です。酸素がしっかり取り込むことができると細胞も元気、内臓も元気に過ごせます

たくさん汗をかき、潤い不足になりやすい今の季節。肺もケアして潤い不足にならないようにしておいてあげましょう

普段あまり意識していない肺(呼吸)ですが、健康な体を維持するには、すごく重要ですので、今日はあなたの肺を意識して過ごしてみてくださいね

体の潤いを補う漢方もあります。乾燥は老化を早めます。漢方で肺のケア、老化予防もおすすめですよ

ウエスギ薬局　薬剤師上杉優子

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