更年期 止まらない食欲に勝つには?
更年期になると今までと違った体の変化に戸惑うことが多くなります。

意外なことでいうと「食欲」も更年期と関係があるのです

食べても食べてもお腹いっぱいにならない。まだまだ欲しくなる。私の食欲ってどうなっちゃったの?このまま食べ続けていたら絶対太っちゃう!という経験はありませんか?
なんでこんなことが起きてしまうのでしょうか?

食欲はレプチンというホルモンでコントロールされています。また、交感神経を活性化させて脂肪を燃やし、エネルギーの消費を促すことで肥満を抑制する作用があります。

食事をして血糖値が上がると脂肪細胞からレプチンが分泌され、満腹中枢に働きかけ食欲を抑えます。

この食欲抑制ホルモン、レプチンの分泌に女性ホルモンが関わっているのです。レプチンには食欲抑制の働きだけでなく、生殖機能を調節する働きもあります。生殖機能に重要なレプチン、女性ホルモンが極端に増減しないよう、お互いが調節しあってバランスを保っているのです

更年期になると女性ホルモンが急激に減ります。するとレプチンの分泌も減り、食欲が止まらない状態を引き起こしてしまうのです

更年期の止まらない食欲を抑えるには
よく噛むこと
噛むと脳が刺激されレプチンの分泌が促進されます
よく噛むようにするコツは
①食材を大きく切る、固めにする
②薄味にする(味が濃いとすぐに飲み込んでしまうから)
③食事中に水分をとらない(水で流し込まずに、しっかり噛んで唾液を出してどろどろにして飲み込みましょう)

更年期、止まらない食欲のまとめ
女性ホルモンは食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌に大きく関わるため、女性ホルモンが減る更年期は食欲が止まらなくなってしまうことが起こりやすい
食欲を抑えるためには、よく噛んでレプチンの分泌を良くする
また、体のバランスが乱れているので漢方でバランスを整え、食欲を上手にコントロールできるようにし、更年期を楽しく元気に過ごしましょう
このように更年期の体は今までといろいろ違います。食欲一つとっても女性ホルモンが関係していることがあります。気になることなんでもご相談くださいね
ウエスギ薬局 薬剤師上杉優子
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