更年期、春はますますだるくなる。そのワケとは
更年期になると、女性ホルモンが急激に減るため、今までなかった体の不調が出てきます。ホットフラッシュ、不眠などつらい症状が出ますが、やる気が出ないのも困りますね

春は多くの方がだるくなったり、やる気が起きなくなるのです。更年期と重なるとますます大変!ということで少しでも快適に春を過ごして欲しいので、なぜだるくなるのか、どうしたらいいのか書いておきますね

春になって暖かくなり、お出かけして楽しみたい、なのに、やる気が起きない。。。ずっと家にごろごろしていてあっという間に一日が終わるなんて、そんなのイヤ。。どうしたらいいの。。。更年期だから仕方ないの?

春のだるさは更年期のせいだけじゃない、
春は肝が弱ります
漢方の考え方で五臓六腑があります。五臓は「肝・心・脾・肺・腎」の5つで、六腑は「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」の6つ。これらがお互いに助け合ったり、制御しあったりしてバランスをとり体を維持しています。この五臓六腑をもとに、なぜ、この不快な症状が出ているのかと考えるのに役立ちます。そして、これによると春と肝臓は関係があるのです

春は一番、体が変化します。その変化に対応するため、肝臓が働き過ぎて疲れてしまうのです
ではどんな変化が起きるのでしょうか?

春に起きる体の変化
①冬に縮こまっていた筋肉が緩んでくる
②冬に溜め込んだ毒素を解毒し、排泄しようとする
③寒暖差が大きい春、それに体を対応させようと自律神経が働き乱れやすくなる
これらはすべて肝臓が関与しています
五臓六腑でいう肝は肝臓だけでなく、筋肉、目、胆も含まれますので春になって筋肉が緩むのに関係しますし、肝臓はアルコールや薬を代謝、解毒し血液をきれいに保つ働きがあります。また気や血を循環させることで自律神経やホルモンの調整、情緒面の調整をしています。肝臓は私達の体を維持するためにとても重要な臓器なのです

肝臓は我慢強い臓器と言われ、少々のことでは悲鳴をあげません。そのため、ついつい働き過ぎでも気が付かないのですが、できれば負担をかけないようにして過ごしておきたいですよね
肝臓を弱らせてしまうものとしては、
・甘いもの、加工食品など血液を汚すもの
・鎮痛剤、抗生物質などの化学薬品
・ストレスなどがあります
避けるのが難しいものばかりで肝臓が疲れるのもわかります。そのうえ更年期は

更年期は女性ホルモンが急激に減り、ホルモンバランスが乱れます、するとホルモン調節をしている自律神経のバランスも乱れてしまいます。これが春と重なるとますます肝臓は疲れ果ててしまうのです。だから更年期の方にとって春は少しつらい季節かもしれませんね
更年期対策、春の肝臓対策と同時にするにははやり漢方がおすすめです。バランスを整え元気な春を過ごしましょう
とりあえず、すぐにできる対策が

肝臓はせっかちが嫌いです
のんびり過ごしましょう
そうはいっても、なかなかのんびりできないという方は今すぐ、ウエスギ薬局にご相談くださいね
一緒にどうしたらいいのか考えます。せっかくの陽気な春です。楽しく過ごしましょうね
ウエスギ薬局 薬剤師上杉優子
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