男性にもある更年期障害
更年期障害と言えば、女性のイメージですが
最近は男性の更年期障害のご相談も増えています
そこで今日は男女の更年期障害について書きました
そもそも男性女性で更年期の不調に何か違いがあるのでしょうか?
だって男性には生理が終わるという身体の変化はないのですからね
では、違いを書き出してみましょう
更年期障害男女の違い その1
ホルモンの減少
男性は緩やかで、始まりと終わりがはっきりしていません
女性は急激に減少します。そして、特に始まりがはっきりしています(生理になる)
更年期障害男女の違い その2
症状が出る年齢
男性は50から60代が多いですが30から70歳代まで長く続きます
女性は45歳から55歳(閉経前後5年)くらいの方がほとんどです
更年期障害男女の違い その3
原因
男性は性ホルモンの減少に加え、ストレス性心身症も多い
女性は性ホルモンの減少に加え、血の不足、巡りの悪さも影響します
更年期障害は男女ともに
性ホルモンの減少が主な原因です
これを漢方では
腎虚(じんきょ)と言います
・漢方でいう「腎」とは
腎臓などの泌尿器、生殖器、ホルモン、耳、目、脳、血液、骨髄、骨、関節などをいいます
・腎虚になると
低体温、足腰の冷え、貧血、夜間尿、皮膚の乾燥、腰痛、神経痛、不眠、高血圧、耳鳴り、白内障、前立腺肥大。。。などなどいろんな症状が出てきます
・腎虚が進む原因となるもの
体を冷やす、不規則な生活、睡眠不足、ストレスなどですので、気をつけて過ごしましょう
腎虚の改善には
補腎(ほじん)すること、腎を補うということです
漢方には補腎薬と呼ばれるものがありますので、これを活用するのがおすすめです
また、腎によい食べ物は
大根、ゴボウ、レンコン、人参、黒豆など根っこのものや豆類ですのでこれらを使った献立を立ててみるのもおすすめです
更年期障害男女の違いのまとめ
・ホルモンの減少
・症状が出る年齢
・原因
などが少し違うけど、
どちらにしても、腎虚が進んできているということなので腎虚の改善に補腎をしなくてはいけません
腎虚の改善(補腎)は漢方薬が得意中の得意、漢方を活用して少しでも今の不調を楽にしていきましょう
これから腎虚が進んで、今の症状以外にも
つらい症状が増えていかないようにするには
早目に対策するのがおすすめ!
あなたにあった対策を一緒に考えます
気になることなんでも話してくださいね
ウエスギ薬局 薬剤師上杉優子
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