花粉症の症状緩和に朗報!食物繊維がカギとなる
花粉症は免疫の暴走です。免疫が正常に働けば花粉症の症状は軽くすみます。その暴走をくいとめるのに役立つのが食物繊維。というお話です。花粉症でお困りの方、ぜひ、最後まで読んでみてくださいね

ダイエットしたい方にも、便意気味な方にも摂ってほしいのですが、花粉症などのアレルギーを持っている方にも摂ってほしい!食物繊維は大事なのです

花粉症の人は食物繊維をたくさんとるといいというけど、なぜなんでしょうか?
まずはご存じでしょうが、食物繊維の働きについてお話しします

食物繊維の働き
①お通じが良くなる。しっかりしたうんちが出来るので、するっと出るようになりますし、腸内環境を良くする効果もありますよね
②ビタミン・ミネラルの補給が出来ますので体のバランスが整う。脂肪を燃やすにもエネルギーを作るにもビタミン、ミネラルは必要です
これ以外に

食物繊維はアレルギーを軽くする、予防する
という働きがあるのです

食物繊維を摂ると、腸内細菌たちがこれを分解し、酢酸、酪酸、プロピオン酸などを作り出します
これらを短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)というのですが、この酢酸が免疫細胞の1つTレグ細胞を増やします。Tレグ細胞は免疫細胞が働く際の過剰な働きを抑制する働きがあるのです。そのため、Tレグ細胞が増えると免疫が正常に働き始めます
アレルギーは免疫の暴走です。どのようなことが起こっているかというと

花粉が体内に入ってくると免疫細胞が花粉を悪者ととらえ、体から排除しようとします。その際、ありとあらゆる防御をして過剰に反応してしまうのです。例えば、ボヤが起きて、バケツ1杯の水をかければ火を消せるのに、消防車を呼んできて火を消し、辺り一面水浸しになるようなもの
それをTレグ細胞は、そんなに反応しなくてもいいよ、と諭してくれるのです

そんな免疫を過剰に反応させてしまうのが
①腸内環境の悪化、腸内細菌のバランスの乱れ
②肥満
免疫細胞の約7割は腸に存在すると言われています。腸内環境がいいと元気な免疫細胞が増えます
肥満に関しては、特に内臓脂肪があると慢性炎症が起こりやすくなります。慢性炎症があると炎症を鎮めようと免疫は常に働き続けなければならず、免疫の異常を引き起こしやすくなります

花粉症と食物繊維 まとめ
食物繊維をたくさん摂るとアレルギーの症状が軽くすむ、予防することができる
ぜひ、今日からどんどん献立に加えていってくださいね
また、他にも免疫の暴走を抑えるものはいろいろあります
花粉症でお困りの方、つらい季節を少しでも快適に過ごせるお手伝いをいたします。ご相談くださいね
ウエスギ薬局 薬剤師上杉優子
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