聞こえることは脳にもいい影響を与えます
昨日は3月3日、「耳の日」でした。加齢とともに聞こえが悪くなってきます。聞き間違えて恥ずかしい思いをしたことはないですか?

☑7時に待ち合わせねって早くない?あ、1時なの。。。
☑釣りたての高菜ってなに?あ、釣り立ての魚か~
☑加藤さんとおっしゃるのですね、いや、すみません、佐藤さんでしたか
年だから仕方ないねと笑い話として終わらせてもいいのですが、そのまま放置しておくとますます聞こえが悪くなってしまい、これが耳だけの話ですまなくなることがあります

一番なりたくない病気と言われる「認知症」
人の声、話が聞こえにくくなると、人との会話が減っていき、会話が減ると脳への刺激が減り、認知症へとつながると言われています。聞こえって大事なのですね
でも、年とともに聞こえは悪くなるもの、仕方のないことなんじゃないの?と思われるあなたに
耳の老化、聞こえの悪さを少しでも遅らせる、又は改善する方法があることを知っておいて欲しいのです
耳の老化を遅らせるコツ
①耳の周り、脳の血流を良くする
血液にのせて、耳の細胞に栄養や酸素を届けています。しっかり栄養が届けば元気な細胞を維持できますし、老廃物もたまらなくて済みます。血流を良くして音を感知する細胞、聞いた音を脳に伝えて音を理解する細胞、これらをいつまでも元気にしておきたいですね。耳の周りの血流を良くする方法としては耳マッサージなどもいいですね。
②腎虚の改善
漢方の考えでは老化を腎虚(じんきょ)といい、これは腎が虚するということ。ここでいう腎は腎臓などの泌尿器はもちろん、耳、目、骨髄、ホルモンなど生命エネルギーを維持するなどを含みます。つまり、耳の弱りは腎虚が始まっているということ。腎虚を改善するには補腎すればいいのです。この補腎こそが漢方の得意とする所です。つまり、耳の聞こえが気になったら、補腎薬を飲んで少しでも進行するスピードを遅らせることがアンチエイジング、老化予防のコツなのです

また、腎虚は身体を冷やす、夜更かしをする、ストレスなどで悪化します
体を温かくして、早寝早起き、冷たい飲み物を極力避けるなどして腎虚を防ぎましょう
耳の日ということで、ご自分の聞こえも気にしてみてくださいね
そして気になることがありましたら、いつでもお手伝いいたします。なんでも話してくださいね
ウエスギ薬局 薬剤師上杉優子
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