【広島で9月にインフルエンザ】もう始める?夏の疲れを秋に持ち越さない「インフルエンザ対策」と漢方的な体調管理。広島市中区舟入漢方|ウエスギ薬局
「えっ、もうインフルエンザ?」
そう思われた方も多いのではないでしょうか。
広島市では2026年9月1日、今シーズン初となるインフルエンザ様疾患による学級閉鎖が報告されました。
今回の学級閉鎖は8月31日に発生。9月1日から2日間、2クラスが学級閉鎖となっています。
昨日、広島市は、流行入りしたと発表しました

「インフルエンザは冬のもの」
そんなイメージが、少しずつ変わってきているのかもしれません。
夏なのにインフルエンザ?今年は「早めの備え」が大切です
インフルエンザといえば、冬に流行するもの。
だから、
「9月ならまだ大丈夫でしょ」
と思ってしまいがちです。
でも、今年の広島では、すでに学級閉鎖が出ています。
もちろん、9月になったからといって、すぐに広島全体で大流行しているわけではありません。
ただ、これまでの「冬になってから考えればいい」という感覚ではなく、今年は少し早めに備えておく。
そのくらいの気持ちで、自分や家族の体調を見直しておいてもよい時期だと思います。
インフルエンザの予防には、手洗い、換気、適度な湿度、十分な休養とバランスのよい食事、そして流行前のワクチン接種などが基本になります。
そのうえで、私たち薬剤師夫婦が漢方相談の現場で大切だと感じているのが、
「感染症が流行る前に、まず自分の体調を整えておくこと」
です。

実は、9月は「夏の疲れ」が出やすい時期
今年の夏も、本当に暑かったですね。
冷房の効いた部屋と外の猛烈な暑さ。
冷たい水やお茶、アイス、冷たい麺類。
暑いから食欲も落ちる。
夜も寝苦しくて、睡眠不足。
そんな毎日を何週間も続けてきたら……
そりゃあ、体だって疲れます。
漢方では、こうした夏の過ごし方による体力の消耗を「夏の養生」という視点から考えます。
特に、
「なんとなく疲れが抜けない」
「朝から体が重い」
「食欲がない」
「胃腸の調子がいまひとつ」
「寝てもスッキリしない」
という方は、夏の疲れをそのまま秋に持ち越さないことが大切です。
冷たいもの、そろそろ「少し減らす」だけでもいい
ここで誤解してほしくないのですが、
「冷たいものを食べたらインフルエンザになる」
という話ではありません。
そこは、はっきり分けて考えましょう。
インフルエンザの感染予防として、手洗いや換気、湿度管理などが大切なのは公的にも示されています。
一方で、漢方・養生の考え方では、夏に冷たいものを摂りすぎたり、食欲が落ちたりして、胃腸の調子が崩れている人には、その人の体質や状態に合わせて「温かく消化しやすい食事」をすすめることがあります。
だから、
「今日から冷たいもの禁止!」
なんて、そんな極端なことをする必要はありません。
まずは、
冷たい飲み物を一気にガブガブ飲む回数を減らす。
常温や温かい飲み物も選ぶ。
アイスや冷たいものを毎日の習慣にしない。
そんな小さなところからで十分です。
体は、季節と一緒に少しずつ変えていけばいいんです。

そして、もう一つ。お風呂は「湯船」につかりましょう
夏はシャワーだけになりがちですよね。
暑いから、仕方ありませんよね
でも暦の上では、もう秋。
朝晩に少しずつ秋の気配が出てきたら、そろそろ湯船につかる習慣も戻してみませんか?
もちろん、まだまだ暑い日もあります。
そんな日は無理をする必要はありません。
でも、
「最近シャワーだけだったな」
という方は、体調と気温を見ながら、少しずつ湯船へ。
お風呂に入って体を温め、ゆっくり休む。
そして、できるだけ睡眠時間を確保する。
こういう当たり前の積み重ねが、秋から冬の体調管理につながります。
「インフルエンザにならない体」ではなく「体調を崩しにくい状態」を目指す
ここは、とても大切なところです。
漢方薬を飲めばインフルエンザを防げる、という単純な話ではありません。
ワクチンを接種していても、感染することはあります。
だからこそ、
感染を防ぐ対策はきちんとする。
そのうえで、
普段から疲れを溜め込まない。
食事と睡眠を整える。
自分の体調の変化に早めに気づく。
この両方を大切にしてほしいのです。
私たちの薬局では、同じ「疲れやすい」というご相談でも、
・食欲が落ちている方
・胃腸が弱っている方
・睡眠が足りていない方
・冷えを感じる方
・夏の暑さで消耗している方
など、体の状態は一人ひとり違うと考えています。
だからこそ、漢方相談では「インフルエンザ対策」という一言だけでなく、
「今のあなたの体は、どんな状態なのか?」
を一緒に見ていきます。
9月から始める「秋の養生」3つ
難しいことをする必要はありません。
まずは、この3つから。
① 冷たいものを少しずつ減らす
全部やめる必要はありません。
「キンキンに冷えた飲み物を何杯も」という習慣を見直してみましょう。
どうしても欲し時は少しずつチビチビ飲みましょう。または、冷たいものを飲んだ後は温かいものを飲んでおく。これもおすすめです
② 湯船につかる日を少しずつ増やす
暑さが残る日は無理をせず、体調と気温に合わせて。
シャワーだけだった生活から、少しずつ秋の入浴習慣へ。
湯船につかると体の芯から温まり、疲れが取れやすくなるだけでなく、眠りにもいい影響を及ぼします
③ 夏の疲れを放置しない
「そのうち治る」と我慢し続けない。
疲れ、食欲、睡眠、胃腸の調子など、いつもと違うところがあれば早めにケアしましょう。
「冬になったら」では遅いかもしれません
インフルエンザ対策というと、
「流行してからマスクをしよう」
「冬になったら気をつけよう」
となりがちです。
でも、体の準備はもっと前からできます。
広島では、今年は9月の段階ですでに学級閉鎖が報告されています。
だからこそ今年は、
「まだ9月」ではなく「もう9月」。
そう考えてみませんか?
夏の暑さで頑張ってきた体を、ここで一度リセット。
冷たいものを少し減らす。
温かいものを取り入れる。
湯船につかる。
しっかり眠る。
そして、食事を整える。
そんな小さな養生から、秋の体づくりを始めていきましょう。
「最近、疲れが抜けないな」
「子どもの体調がちょっと心配」
「毎年、秋冬になると体調を崩しやすい」
そんな方は、一度ご自身の体調を見直してみてください。
漢方は「みんなに同じもの」ではなく、その人の体質や今の状態に合わせて考えていくものです。
気になる症状がある方は、自己判断で漢方薬を選ぶのではなく、薬剤師など専門家にご相談ください。
今年の秋は、冬を待たずに。
今から、自分の体をいたわってあげましょう。
ウエスギ薬局 薬剤師上杉優子
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