漢方薬が飲みにくい…錠剤を飲めないときはどうする?薬剤師が行った服薬サポートの一例。広島市中区舟入漢方|ウエスギ薬局
「お薬を飲むのが苦手なんです」
漢方相談をしていると、こんなお声をいただくことがあります。
「錠剤が大きくて飲みにくい」
「薬を飲むこと自体が苦手」
「頑張って飲もうと思うけれど、続かない」

今回も、体調についてご相談いただき、漢方薬をお買い上げくださったお客様から、後日こんなお話を伺いました。
「やっぱり飲みにくくて、飲めていません」
せっかくご相談いただいて選んだ漢方薬。
だからこそ私たちは、「頑張って飲んでください」で終わらせるのではなく、
「どうしたら無理なく続けられるのか?」
を一緒に考えることにしました。
「飲めていない」ことも、大切な相談です
漢方薬に限らず、お薬を購入したけれど、
「実は飲めていない」
ということは、決して珍しいことではありません。
薬を飲むのが苦手な方にとっては、
- 錠剤を飲み込むのが苦手
- 粉薬の味や舌触りが苦手
- 1回に飲む量が多い
- 飲むタイミングを忘れてしまう
- 毎日続けることが負担になる
など、さまざまな理由があります。
「飲めていないから言いにくい…」と思われるかもしれません。
でも、薬剤師にとっては、
「飲めていません」も、とても大切な情報です。
そこから、飲み方を見直したり、別の方法を検討したりできるからです。

今回のお客様は「錠剤」が飲みにくかった
今回お客様が購入された漢方薬は錠剤でした。
そこで、
「この錠剤、飲みやすくする方法を考えてみましょうか?」
とご提案しました。
もちろん、錠剤だからといって、すべての薬を砕いてよいわけではありません。
薬には、それぞれの性質や製剤上の工夫があります。
そのため、まずはメーカーにも、
「錠剤を飲みにくい方の場合、どのような工夫ができますか?」
と確認しました。
すると、飲みにくい方の中には、錠剤を砕いて飲まれている方もいるとのこと。
そこで、実際にお客様が購入された漢方薬を使って、私自身でも確認してみることにしました。

本当に簡単に砕ける?薬剤師が実際に試してみました
「砕いて飲める」と聞いても、
「でも、硬くて大変なのでは?」
と思いますよね。
そこで、実際に薬局で試してみました。
スプーンを使ったり、湯呑の底を使ったりして、どのくらいの力で砕けるのかを確認。
すると……
思っていたよりも簡単に砕くことができました。
実際に砕いた状態を写真に撮って、お客様にもLINEでお送りしました。
「こんな感じで砕けましたよ」
と写真を見ていただき、やり方も一緒にご説明しました。
「やってみたら、簡単に砕けました!」
後日、お客様から、
「やってみたら簡単に砕けました」
「これなら飲みやすいです」
と言っていただきました。
最初は、
「薬を飲むのが苦手だから、頑張らないと…」
と思っていたお客様。
でも、少し方法を変えてみることで、飲みやすさにつながったようです。
私たち薬剤師にとっても、
「これなら続けられそうです」
と言っていただけるのは、とてもうれしいことです。
ただし、薬は自己判断で砕いていいわけではありません
ここは、とても大切なのでお伝えしておきます。
今回のケースを見て、
「じゃあ、私が飲んでいる錠剤も砕いて飲もう!」
と思われた方は、少し待ってください。
錠剤には、砕いてはいけないものがあります。
薬によっては、薬の成分がゆっくり放出されるように作られていたり、胃ではなく腸で溶けるように工夫されていたりします。
そのような薬を自己判断で砕いてしまうと、薬の作用や安全性に影響する可能性があります。
そのため、
「薬が飲みにくい=自分で砕く」ではなく、
「薬が飲みにくい=まず薬剤師に相談する」
と覚えておいてください。
今回も、メーカーに確認したうえで、その漢方薬について飲みやすくする方法を検討しました。
薬によって対応は異なります。

「飲めない」ときこそ、薬剤師に相談してください
お薬は、購入して終わりではありません。
実際に飲んでみて、
「飲みにくい」
「味が苦手」
「飲む量が多い」
「飲むタイミングが難しい」
「つい忘れてしまう」
そんなことがあれば、遠慮なくご相談ください。
薬剤師は、お薬のことだけではなく、
「どうしたら無理なく続けられるか」
というところも一緒に考えることができます。
「こんなことを相談していいのかな?」
と思うようなことでも大丈夫です。
むしろ、そういう小さな困りごとを教えていただくことが、より良い服薬につながることがあります。
漢方薬も「頑張って飲む」から「続けられる工夫」へ
漢方薬は、毎日続けることになる場合もあります。
だからこそ、
「頑張らないと飲めない」
ではなく、
「これなら続けられそう」
と思える方法を一緒に探すことが大切です。
今回のお客様のように、最初は飲みにくくて飲めなかったとしても、ちょっとした工夫で飲みやすくなる場合があります。
もちろん、薬によってできる工夫は違います。
だからこそ、自己判断ではなく、まずは薬剤師にご相談ください。
ウエスギ薬局は「お薬を渡して終わり」ではありません
私たちは、広島で地域に根ざした漢方相談薬局として、お客様のお話をじっくり伺っています。
体調のことはもちろん、
「薬が飲みにくい」
「続けられるか心配」
「飲み方がよく分からない」
そんなご相談も大歓迎です。
「薬を買ったけれど、実は飲めていない」
という方も、どうぞ気にせずお話しください。
一緒に「これならできそう」という方法を探していきましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 漢方薬の錠剤は砕いて飲んでもいいですか?
A. 漢方薬だからといって、すべての錠剤を砕いてよいわけではありません。薬の種類によっては、砕くことで薬の作用や安全性に影響する場合があります。自己判断で砕かず、まず薬剤師にご相談ください。
Q. 錠剤が大きくて飲みにくいのですが、どうしたらいいですか?
A. 薬の種類によって、飲み方を工夫できる場合があります。錠剤を砕く以外にも方法がある場合がありますので、「飲みにくい」とそのまま薬剤師に伝えてみてください。
Q. 漢方薬の味が苦手で続けられません。
A. 漢方薬には独特の味や香りがあるものもあります。無理に我慢するのではなく、飲み方を工夫できる場合があります。まずは、どんなところが苦手なのかを薬剤師にお聞かせください。
Q. 漢方薬を買ったのに、飲めていません。薬剤師に言ってもいいですか?
A. もちろんです。
「飲めていません」ということも、大切な相談内容です。
飲めない理由が分かれば、飲み方を見直したり、続けやすい方法を検討したりできます。
「飲めていないから言いにくい」と思わず、ぜひご相談ください。
Q. 薬を飲むのが苦手なのですが、相談だけでも大丈夫ですか?
A. はい。お薬の飲み方や続け方についてのご相談も、お気軽にどうぞ。
「こんなこと聞いていいのかな?」という小さな疑問でも大丈夫です。
お薬は「飲めること」も大切。
「頑張って飲まなきゃ」と思う前に、
「どうしたら飲みやすくなるかな?」
を一緒に考えてみませんか?
ウエスギ薬局では、漢方相談だけでなく、お薬の飲み方についてのお困りごとも一緒に考えています。
お気軽にご相談くださいね
ウエスギ薬局 薬剤師上杉優子
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