“冷たいものは飲んでないのに不調”…その落とし穴は水分の“飲み方”でした。広島市中区舟入漢方|ウエスギ薬局
「冷たい飲み物は控えているんです」
むくみやだるさなど夏の不調についてご相談いただく50代女性の方から、よく聞く言葉です。

実際、その方も、
・氷入りの飲み物は飲まない
・冷たいジュースも控えている
・体を冷やさないように気をつけている
そんなふうに、とても意識されていました。
でも毎年、夏の終わりから秋になる頃に体調を崩してしまう。
・体が重だるい
・むくむ
・疲れが抜けない
・胃腸が弱る
・夏なのに寒い
・長袖じゃないとつらい
「冷たいものを避けているのに、どうしてなんでしょう?」
そう不思議そうに話してくださいました。
実はここに、
多くの方が見落としている“落とし穴”があります。
それは、
“何を飲むか”だけではなく、
“どう飲むか”
も体に大きく関係しているということです。
お話を伺うと、その方は忙しい日中はあまり水分が摂れず、夕方以降にまとめて飲むことが多かったそうです。
また、「こまめに飲んでいるつもり」でも、実際には少し勢いよく“グビグビ”飲んでいたかもしれないとのことでした。
実は、こういう飲み方をされている方、とても多いんです。

東洋医学では、水分はただ体に入ればいいわけではなく、
“ちゃんと吸収され、巡り、必要ないものは出せること”
が大切だと考えます。
そこで大事になってくるのが、
「だ液」
です。
昔、お抹茶をいただく時のように、口の中でゆっくり味わいながら飲むイメージです。
水分を勢いよく流し込むのではなく、だ液と混ぜながらゆっくり飲む。
すると、体にもなじみやすくなると考えられています。
反対に、口の中を素通りするように一気に飲んでしまうと、体がうまく受け取れず、余分な水分として停滞しやすくなる方もいます。
特に50代以降は、
・胃腸の働き
・巡らせる力
・出す力
が若い頃より変化しやすい時期。
だから、
「たくさん飲むこと」
だけを頑張ると、
かえって、
・むくみ
・だるさ
・冷え
・胃腸疲れ
につながることもあるのです。

しかも水分は、飲み物だけではありません。
お味噌汁、スープ、野菜、果物。
食事の中にもちゃんと含まれています。
だから大切なのは、
「何ℓ飲むか」
ではなく、
“今の自分の体に合った飲み方”
なのです。
おすすめは、
・体温以上の温度のものを飲む(常温でも実は体には負担になることも)
・一気飲みしない
・だ液と混ぜるようにゆっくり
・夕方以降の飲みすぎを避ける
・湯船や軽い運動で巡らせる
こうした小さな工夫です。
「健康のために」と頑張っていたことが、実は今の体には合っていなかった。
そんなことは、50代から本当によくあります。
だからこそ大切なのは、
一般的な健康法をそのまま真似することではなく、
“今の自分の体を知ること”。

漢方相談では、こうした体質や生活養生も含めて、一緒に整えていきます。
「病院に行くほどではないけど、なんとなくしんどい」
その不調、我慢しすぎないでくださいね。
ウエスギ薬局 薬剤師上杉優子
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